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== 人物 ==
== 人物 ==
* 小学校3年生から始めた[[剣道]]の指導者(恩師・根本邦男)から、「[[文武両道]]」の教えを学んだことをきっかけに教育を志した。
* 小学校3年生から始めた[[剣道]]の指導者(恩師・根本邦男)から、「[[文武両道]]」の教えを学んだことをきっかけに教育を志した。

* 2021年(令和3年)5月、市長選挙に向けた活動を行っているさなか、[[世界平和統一家庭連合]](旧統一教会)のいわき市内の施設を訪問し、市の将来像などについて語った。内田によれば、陣営の選挙対策責任者の一人だった[[自由民主党 (日本)|自由民主党]]所属の市議の案内で訪れたという<ref>{{Cite web|和書|author=西堀岳路 |url=https://www.asahi.com/articles/ASQ957KZQQ95UGTB00J.html | title=市長選前に旧統一教会施設へあいさつ いわき市長、自民市議が案内 | publisher=朝日新聞 |date=2022-9-6 | accessdate=2022-9-16 }}</ref>。
=== 政治家として ===
; 統一教会との関わり
2021年(令和3年)5月、市長選挙に向けた活動を行っているさなか、[[世界平和統一家庭連合]](旧統一教会)のいわき市内の施設を訪問し、市の将来像などについて語った。内田によれば、陣営の選挙対策責任者の一人だった[[自由民主党 (日本)|自由民主党]]所属の市議の案内で訪れたという<ref>{{Cite web|和書|author=西堀岳路 |url=https://www.asahi.com/articles/ASQ957KZQQ95UGTB00J.html | title=市長選前に旧統一教会施設へあいさつ いわき市長、自民市議が案内 | publisher=朝日新聞 |date=2022-9-6 | accessdate=2022-9-16 }}</ref>。


{{see also|世界平和統一家庭連合と政界との関係}}
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; 「広報いわき」臨時号、市長の写真集疑惑
2023年8月9日に発生した台風13号による浸水災害について、いわき市は10月1日に「広報いわき」の臨時号を刊行。全4ページ中3ページにわたり、内田氏が被災地の視察を行っている写真計8枚が掲載された。これについて市民からは「市長はがんばってる」との声がある一方、被災者からは「市長の写真集。役に立たない」と酷評された。市議会議員からは「選挙広報に私用した」と批判された<ref>[https://www.yomiuri.co.jp/local/fukushima/news/20231019-OYTNT50258/ 「いわき市広報臨時号賛否 台風大雨被害 市長視察写真8枚」]【読売】2023年10月20日付</ref>。

この件について市議会で[[狩野光昭]]氏(創世会・社民系)が質問したところ、内田氏は「私は何回も(被災現場に)行きましたけど、あまり議員のお姿をお見かけしたことがなかった」と逆批判した。創世会は発言取り下げの申し入れを委員会に提案、委員長裁決で可決されたが、内田氏は取り下げを拒否した<ref>[https://iwaki-minpo.co.jp/news/20231220-3/ 「市議会 内田市長に9月豪雨巡る答弁取り下げ求めるも 他意はないと拒否」]【いわき民報】2023年12月20日付</ref>。


== 著作リスト ==
== 著作リスト ==

2023年12月21日 (木) 03:08時点における版

内田 広之
うちだ ひろゆき
内閣府地方創生推進室より公表された肖像
生年月日 (1972-03-25) 1972年3月25日(52歳)
出生地 日本の旗 日本 福島県いわき市
出身校 東北大学教育学部卒業
東京大学大学院教育学研究科修了
前職 福島大学理事兼事務局長
所属政党 無所属
公式サイト 内田ひろゆき いわき再起動!

当選回数 1回
在任期間 2021年9月28日 - 現職
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内田 広之(うちだ ひろゆき、1972年昭和47年〉3月25日 - )は、日本政治家文部・文科官僚福島県いわき市長(1期)。

文科省教育改革推進室長、福島大学理事事務局長東日本国際大学地域振興戦略研究所[1]などを歴任した。

経歴

学歴

1972年3月25日生まれ[2]福島県いわき市出身。いわき市立草野小学校いわき市立草野中学校福島県立磐城高校東北大学教育学部卒業。2014年(平成26年)東京大学大学院教育学研究科修了。

職歴等

1996年(平成8年)文部省入省。2002年(平成14年)ユネスコ本部(パリ)にてアフリカ���アジアの教育支援に携わる。2006年(平成18年)、秋田県教育庁高校教育課長。2011年(平成23年)の東日本大震災福島第一原子力発電所の事故に際し、同郷有志らと「霞が関からいわき市を応援する会[3]」を立ち上げ、ボランティアで被災地支援、復興支援を行った。2014年(平成26年)子ども・子育て支援新制度(平成27年4月施行)の創設に関わる。2017年(平成29年)、文科省教育改革推進室長に就任。第3期教育振興基本計画(平成30年6月15日閣議決定・対象期間:平成30年度~平成34年度)を策定。2019年(平成31年)、福島大学理事・事務局長に就任。台風19号(令和元年東日本台風)で被災した福島大学学生をはじめとした被災地域支援のボランティア活動に参加。2020年(令和2年)、第7次福島県総合教育計画の策定懇談会座長[4]を務め、同12月、文科省辞職。2021年(令和3年)1月、東日本国際大学地域振興戦略研究所長就任。同9月より、福島県いわき市長。

選挙歴

2021年(令和3年)1月8日、故郷いわき市における若者の人口減少、いわき市の医師不足[5]、等の地域課題をはじめ、東日本大震災や台風19号等の災害時における市の対応に危機を感じ、いわき市長選挙へ立候補する意向を表明[6]。同年8月29日、市長選挙が告示され、内田のほか、元衆議院議員の宇佐美登、現職の清水敏男、前常磐共同ガス社長の猪狩謙二らが立候補した。9月5日、投票締め切りの19時と同時に内田の当選確実が報じられた[7][注釈 1]。9月28日、市長に就任。

※当日有権者数:267,281人 最終投票率:47.68%(前回比:-1.45pts)

候補者名年齢所属党派新旧別得票数得票率推薦・支持
内田広之49無所属45,885票36.33%
宇佐美登54無所属28,258票22.37%
清水敏男58無所属26,658票21.10%
猪狩謙二59無所属25,512票20.20%

人物

  • 小学校3年生から始めた剣道の指導者(恩師・根本邦男)から、「文武両道」の教えを学んだことをきっかけに教育を志した。

政治家として

統一教会との関わり

2021年(令和3年)5月、市長選挙に向けた活動を行っているさなか、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)のいわき市内の施設を訪問し、市の将来像などについて語った。内田によれば、陣営の選挙対策責任者の一人だった自由民主党所属の市議の案内で訪れたという[10]

「広報いわき」臨時号、市長の写真集疑惑

2023年8月9日に発生した台風13号による浸水災害について、いわき市は10月1日に「広報いわき」の臨時号を刊行。全4ページ中3ページにわたり、内田氏が被災地の視察を行っている写真計8枚が掲載された。これについて市民からは「市長はがんばってる」との声がある一方、被災者からは「市長の写真集。役に立たない」と酷評された。市議会議員からは「選挙広報に私用した」と批判された[11]

この件について市議会で狩野光昭氏(創世会・社民系)が質問したところ、内田氏は「私は何回も(被災現場に)行きましたけど、あまり議員のお姿をお見かけしたことがなかった」と逆批判した。創世会は発言取り下げの申し入れを委員会に提案、委員長裁決で可決されたが、内田氏は取り下げを拒否した[12]

著作リスト

  • 『ふるさと「いわき」再生のシナリオ -新産業と人づくりが街を変える-』(論創社、2021年)

脚注

注釈

  1. ^ 投票締め切りの19時と同時に当選確実が報じられるという、いわゆる「ゼロ打ち」で勝利を収めた内田であるが、選挙戦序盤の世論調査で���異なる予想がされていた。福島民友新聞社福島民報社は29日と30日に世論調査を行い、取材で得た情報を加味して序盤の情勢を分析して8月31日に公表。前者は「清水と猪狩と内田が激しく競り合い、宇佐美が追う展開」と報じ[8]、後者は「清水と内田が競り合い、猪狩と宇佐美が続く展開」と報じた[9]

出典

  1. ^ 東日本国際大学 地域振興戦略研究所”. 東日本国際大学. 2021年4月7日閲覧。
  2. ^ 令和3年9月5日執行 いわき市長選挙選挙公報
  3. ^ 霞が関からいわき市を応援する会”. 霞が関からいわき市を応援する会. 2021年4月7日閲覧。
  4. ^ 第7次福島県総合教育計画策定に関する懇談会委員名簿”. 福島県教育委員会. 2021年4月7日閲覧。
  5. ^ 出典:日本医師会 地域医療情報サイト(http://jmap.jp/)”. 日本医師会. 2021年4月7日閲覧。
  6. ^ 河北新報 ONLINE NEWS『いわき市長選 元福島大理事の内田氏が出馬へ』(2021年01月09日 11:42)”. 河北新報. 2021年4月7日閲覧。
  7. ^ “<速報>いわき市長選挙 新人・内田広之候補(49)当選確実”. FNNプライムオンライン. (2021年9月5日). https://www.fnn.jp/articles/-/234652 2021年9月5日閲覧。 
  8. ^ “清水、猪狩、内田氏激しく競る 宇佐美氏追う展開、いわき市長選世論調査”. 福島民友. (2021年8月31日). https://www.minyu-net.com/news/senkyo/FM20210831-651960.php 2021年9月5日閲覧。 
  9. ^ “清水氏と内田氏が競る 猪狩氏、宇佐美氏続く 福島・いわき市長選の序盤情勢”. 福島民報. (2021年8月31日). https://www.minpo.jp/news/moredetail/2021083189816 2021年9月4日閲覧。 
  10. ^ 西堀岳路 (2022年9月6日). “市長選前に旧統一教会施設へあいさつ いわき市長、自民市議が案内”. 朝日新聞. 2022年9月16日閲覧。
  11. ^ 「いわき市広報臨時号賛否 台風大雨被害 市長視察写真8枚」【読売】2023年10月20日付
  12. ^ 「市議会 内田市長に9月豪雨巡る答弁取り下げ求めるも 他意はないと拒否」【いわき民報】2023年12月20日付

外部リンク