[食料]の未来 世界中で持続可能な食料システムを。クボタのスマートアグリソリューション。
食料需要の増加。適切な供給網の整備。農業人口の減少。厳しい農業経営。よりよい未来をめざして、クボタは技術で立ち向かう。
スマートアグリソリューション VISION フードバリューチェーンのすべてをつないで築く、持続可能な食料システム。
食の不均衡をなくし、食料システム全体が持続可能であること。そのためには生産、流通、消費といった個別のプロセスで最適化するのではなく、より包括的な最適化が求められる。クボタのスマートアグリソリューションは、農業資材の調達から、農作物の生産、加工・販売、消費までをつなぐことで、農業の経営基盤を支えながら地球環境に配慮し必要な人に必要な分を生産し届ける。フードバリューチェーン全体で捉えることで実現できる食料システムだ。
食べるものがあるという安心を、クボタは世界中で共有していく。
スマートアグリソリューション TECNOLOGY #01 技術もサービスも、すべては農家のために。
戦後の食料難や高度経済成長時における農業人口の減少。クボタは1947年に発売した耕うん機を皮切りにトラクタ、田植え機などを次々と発表し、食料生産の機械化を推進。さらに選別、乾燥といった作業に対応する製品を開発し、機械化一貫体系の構築に努めてきた。それに加えてクボタは、農業経営の視点を持って農家と一体となって課題に向き合ってきた。たとえば、各農家が保有する土地の広さや土壌の質などから何をどのように効率よく育てていくかの最善策や、閑散期に他作物を育てるなどの提案を行い、年間を通して安定的な収益を確保できるよう働きかけてきた。
クボタはメーカーではなくパートナーとして、ハードとソフトの両面で農家を支えてきた。
スマートアグリソリューション TECNOLOGY #02 農業を、儲かる 魅力的なビジネスへ。
農業が抱える課題のひとつに、ビジネスとしての魅力向上が挙げられる。クボタは農機の自動化・無人化による農作業の省力化を推進するとともに、営農支援システムKSAS(クボタスマートアグリシステム)を開発。ICTを活用し農機の稼働状況など様々なデータに基づいた最適な作付計画・作業計画を作成。自動化・無人化された ロボット農機で作業することにより、誰でも質の高いおいしい作物を育てることができる。さらに今後は外部データとの連携も図ることで、市場で求められる作物を求められる時期に 求められる量だけ生産することも可能になる。これらによって生産コストを抑制しながら、付加価値の高い作物を無駄なく 栽培・収穫できるようになり、農家の収益性を向上させる。
クボタはデータ連携を推進した儲かる農業を実現し、持続可能な農業に貢献していく。
スマートアグリソリューション TECNOLOGY #03 食べるをつなぐ、クボタのアグリプラットフォーム構想。
世界の食料需要は2050年には2010年比で1.7倍に増加する予測が立っている*1。現在でも世界で生産される食料の約1/3が廃棄されている一方*2、世界では約9人に1人が慢性的な栄養不足と言われている*3。こうした食の不均衡を解決するためには、農業生産の視点だけで検討するのは不十分だ。そこでクボタは食におけるすべてのバリューチェーンを一連の食料システムと捉えたアグリプラットフォーム構想を提唱。消費者を含むあらゆるステークホルダーがつながり、情報・モノ・サービスのやり取りが可能になる。農家は適切な量を生産し、食べものを必要とする人のところへ必要な分だけ届けられる。それは消費者にとっての安心・安全な食を実現することにもつながる。この構想には食の不均衡を解決するだけでなく、最適輸送を通じた温室効果ガス排出抑制など自然環境への効果��も大きな期待が寄せられている。*1 農林水産省(2019)「2050年における世界の食料需給見通し」*2 国際連合食糧農業機関(2011)「世界の食料ロスと食料廃棄」*3 農林水産省(2020)「食品ロスの現状を知る」
生産から消費までをつなぐこの人類の挑戦は、食料生産に根差してきたクボタがいるからこそ、成し遂げられる。
スマートアグリソリューション TECNOLOGY #04 農業を支えるクボタから、食を支えるクボタへ。
農家に徹底的に寄り添う。そして農業を魅力あふれる産業に変革していく。さらにこれまで分断されていたフードバリューチェーンをつないでいく。これらクボタの取り組みはすべて、持続可能な食料システムを構築するために必要なピースだ。ロボティクスやICT、AIなどのテクノロジーを積極的に活用し、生産現場だけでなくフードバリューチェーン全体を通じてより地球にやさしく、すべての生命にうれしい食料システムを、クボタのスマートアグリソリューションで叶えていく。
持続可能な食料システムを築くために。クボタは農業という枠を超えて挑み続ける。