トップメッセージ

高品質な製品とサービスで社会に貢献

代表取締役社長上原 茂

大正製薬ホールディングス代表取締役社長上原茂の写真

当社は、医薬品・ヘルスケアビジネス市場が個人の生活観の変化、デジタル化の進展、高齢化社会に伴う医療費の増加など、多くの環境変化の中で大きな変革期を迎えています。


セルフメディケーション事業は、新型コロナウイルスの影響でネット販売が急速に進展し、環境が大きく変化しています。これに対応するため、ネットビジネスの強化が必要です。
さらに、海外OTC医薬品市場、特にアジア市場は人口増加や経済成長を背景に成長しています。この市場で成功するためには、消費者ニーズに合った製品提供が重要です。
医薬事業では、薬価制度改革や開発・治験の難易度上昇など、厳しい事業環境に直面しています。このような中でも高品質な医薬品を安定供給するため、生産設備や新薬開発に先行投資が不可欠です。


当社グループは、各事業の外部環境の変化に対応し、中長期的な視点から機動的な施策に取り組んでいきますが、それには事業構造の大転換や新たな取り組みが伴い、業績貢献には時間と先行投資が必要です。このため、短期的には財務状況の悪化リスクを伴う可能性があります。これに対応するため、当社はマネジメント・バイアウト(MBO)を実行し、株式を非公開化しました。これにより、短期的な市場評価にとらわれず、一丸となって施策に取り組む経営体制を構築しています。


当社グループは、全社員が一丸となり、高品質な製品とサービスを提供し続け、社会に貢献してまいります。皆様の引き続きのご支援をお願い申し上げます。

2024年7月