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以心電信 (YMOの曲)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「以心電信」
YMOシングル
初出アルバム『サーヴィス
B面 希望の河 (EXPECTING RIVERS)
リリース
規格 7インチレコード
ジャンル テクノポップ
レーベル Y.M.O./アルファレコード
作詞 細野晴臣ピーター・バラカン
作曲 坂本龍一高橋幸宏
プロデュース YMO
チャート最高順位
YMO シングル 年表
過激な淑女
(1983年)
以心電信
(1983年)
ポケットが虹でいっぱい
(1993年)
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以心電信』(いしんでんしん、英語: You've Got To Help Yourself)は、イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)の9作目のシングル1983年9月28日アルファレコード(現:ソニー・ミュージックレーベルズ)よりリリースされた。

解説

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アルバム『サーヴィス』の先行シングルで、散開前最後のシングル。国際連合による「世界コミュニケーション年」(WCY)のテーマ曲として、NHKで当時頻繁に流された。そのことを録音前に知った3人は「俺たちはゴダイゴか?」と苦笑した[注 1]

制作

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本楽曲は『サーヴィス』の先行シングルであるが、「予告編」が前アルバム『浮気なぼくら』に収録されている理由は、そのアルバム収録曲と同時期に行なわれていたため。この時期のレコーディングはメンバーの確執があり、三人同時にスタジオに入ることが皆無だったが、この曲だけは三人で作業を進めた。YMO散開(解散)前、メンバー三人同時にスタジオで録音した最後の曲。

正式リリース前に、坂本がパーソナリティを務めていたラジオ番組『サウンドストリート』にて、このテイクとは異なる歌詞とミックスで放送されたことがあった(1983/3/8放送分。坂本によるとタイトルは「自分が考えた」との事)。また、シングル・ヴァージョンはアルバム・ヴァージョンとはミックスやボーカルに違いはないがフェードアウト部分が異なっており、シングルはアルバムよりフェードアウトが少し早い。シングル・ヴァージョンは『YEN RECORDS HISTORY SINGLES+α』と『CUBIC - YMO CD Single BOX』に収録されている。

歌詞にある「七つのボタン」は軍服(特に予科練の制服)のことを指しているため、NHKで放送されるか不安に思ったという。また、細野晴臣は後に、当時アメリカの自助運動に関心があり「自分を助けられない人間に他人なんか助けられない」と言う想いで、いわゆるチャリティーソングへの半ば皮肉も込めて作詞したと回想している。

坂本龍一によると、楽曲的にはビートルズの賑やかな曲に影響されており、華やかさがある式典をイメージしているとのこと。

ライブでの披露

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2007年5月19日に行われた「Smile Together Project Special Live 2007」にて、高橋幸宏・坂本・細野の3人がHUMAN AUDIO SPONGEとして演奏。続けて同年7月7日に行われた「ライブ・アース」では、14年振りにYMOとして演奏され、この2つのライヴでは原曲から歌詞が変更・割愛されている。

収録曲

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全編曲: YMO
#タイトル作詞作曲時間
1.以心電信(YOU'VE GOT TO HELP YOURSELF)細野晴臣ピーター・バラカン坂本龍一高橋幸宏
2.希望の河(EXPECTING RIVERS)高橋幸宏高橋幸宏、坂本龍一

カバー

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脚注

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注釈

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  1. ^ 1979年ゴダイゴの「ビューティフル・ネーム」が国際児童年キャンペーンソングとして使用されたこととの対比より。

出典

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  1. ^ 以心電信 | YELLOW MAGIC ORCHESTRA”. ORICON STYLE. 株式会社oricon ME. 2023年5月3日閲覧。
  2. ^ “コトリンゴ初のカバー集でパーフリ、YMO、斉藤由貴に挑戦”. 音楽ナタリー (株式会社ナターシャ). (2010年7月26日). https://natalie.mu/music/news/35185 2023年5月3日閲覧。