ブレイザーデータグリッドはデータを表形式で表示する場合に便利な機能が豊富なコンポーネントです。その幅広い機能には、データバインディング、編集、Excelのようなフィルタリング、カスタム化したソート、行の集約、選択、およびExcel、CSV、PDF形式への対応などが含まれます。
データをシームレスに、JSON、RESTfulサービス、ODataサービス、WCFサービスなどのさまざまなローカルおよびリモートのデータソースとバインドします。データマネージャを使用して、データの処理、かつデータリクエストのカスタマイズができます。
ブレイザーグリッドはレスポンシブなレイアウトでパソコン、タッチ画面、スマートフォンに対して最適にデザインされています。
ユーザーフレンドリーなタッチ操作とインタラクティブなUIデザインにより、最高のユーザーエクスペリエンスを実現できます。すべてのブレイザーグリッド機能はタッチ操作機器で設定作業をしなくても動作します。
ブレイザーデータグリッドコンポーネントはモバイルファーストな手法のコントロールです。そのレスポンシブなユーザーインターフェースは、あらゆるデバイスに自動的に適応し、最適なユーザーエクスペリエンスを提供してコントロールと連携します。また、列ベースのメディアクエリーサポートを使用して、特定の画面サイズの場合に特定の列を非表示にすることもできます。
ブレイザーデータグリッドページャーの高度な動作により、ブレイザーデータグリッドのサイズに基づいてUI全体をレスポンシブに変更します。最適化した設計により、さまざまなデバイスに対して最適なUIインタラクションを提供します。
ブレイザーデータグリッドのデザインは高速化に対応しています。行と列を仮想化することで、パフォーマンスを劣化させずに数百万件のレコードを瞬時に読み込みます。WebAssembly(ウェブアセンブリ)によってコンポーネントの不要なレンダリングを防止します。
ブレイザーデータグリッドでは、作成、読み取り、更新、削除(CRUD)のすべての操作が可能です。特定の列の値を編集できる組み込みのエディタコントロールに加えて、テンプレートサポートを使用すれば、アプリケーションのニーズに適したカスタム化したエディタコントロールをユーザーが作成することもできます。ブレイザーデータグリッドでは、データマネージャを使用して、ビジネスオブジェクトまたはリモートデータサービスのリストの編集操作を行います。
集計機能を使用すれば、列の値の集計を簡単に表示できます。個々の集計行、個々の集計行グループ、またはグループの見出し行ごとに集計値を表示するようにカスタマイズすることも可能です。
フィルタリングにより、フィルタリングの条件を満たす特定の、または関連するレコードを参照することができます。フィルタリングではExcelに似た強力なフィルタをはじめとしてさまざまなタイプのフィルタをサポートしています。ブレイザーデータグリッドフィルタを使用すれば、ユーザーはアプリケーションのニーズに基づいて、適切なフィルタタイプの選択、独自のカスタムフィルタリングロジックの定義、フィルタリングUIのカスタマイズができます。発音区別文字をフィルタリングするオプションもあります。
組み込みの5つのSASSベースのテーマには、マテリアル、ブートストラップ、ブートストラップ4、ファブリック、ハイコントラストなどがあります。テーマのカスタマイズを簡素化するには、既存のSASSスタイルを上書きするか、テーマスタジオアプリケーションを使用してカスタムテーマを作成します。
ブレイザーグリッドコントロールを簡単にExcel、PDF、CSVのファイル形式にエクスポートします。
ユーザーはツールバーの印刷オプションから、またはプログラムからデータを印刷することができます。ページ数にかかわらず、ブレイザーデータグリッドのすべての行を印刷することも、現在参照しているページだけを印刷することも可能です。
ブレイザーデータグリッドでは、すべてのセルがキーボードでアクセスできるようになっています。ソート、選択、編集などの主な機能は、キーボードコマンドのみを使用して操作できます。マウスの操作は必要ありません。これにより、このコンポーネントを使用してアクセシビリティの高いアプリケーションを作成できます。
ブレイザーデータグリッドビューはWAI-ARIA(ウェイエリア)のアクセシビリティに完全に準拠しています。ブレイザーデータグリッドUIには、ハイコントラストのビジュアル要素が含まれており、視覚に障害のある人が最高のエクスペリエンスを得られるよう支援していますまた、有効なUIデスクリプションは、スクリーンリーダーなどの支援機能を利用して容易にアクセスできます。
ブレイザーデータグリッドを使用することで、さまざまなロケールのユーザーでも、それぞれの言語設定に応じた日付、通貨、数値のフォーマットを使用できます。ブレイザーデータグリッドは、国際化(I18n)ライブラリを使用して値のフォーマットを扱います。
右から左へのレンダリングによって、ブレイザーデータグリッドのテキストとレイアウトを右から左に表示できます。これにより、RTL言語のユーザーエクスペリエンスとアクセシビリティが向上します。
必要に応じて、ブレイザーデータグリッドコントロールのユーザーインタフェースで使用されるすべての文字列をローカライズできます。UI文字列をローカライズするために、ローカリゼーション(L10n)ライブラリが使用されます。
クリップボードには、選択した行またはセルのデータをクリップボードにコピーするオプションがあります。ヘッダーのあるデータをコピーするにはCtrl+Cキーを、ヘッダーのないデータをコピーするにはCtrl+Shift+Hキーの組み合わせを使用します。
ポップアップメニューを使用すると、コンテキストメニューはブレイザーデータグリッド使用時のユーザーアクションを改善できます。セル、ヘッダー、またはページャーを右クリックするとポップアップメニューが表示されます。組み込みのデフォルトのメニュー項目に加えて、カスタム化したコンテキストメニュー項目を追加できます。
幅と高さのプロパティを設定することで、ブレイザーデータグリッドのサイズを変更できます。データがブレイザーデータグリッド要素をオーバーフローすると、水平スクロール・バーと垂直スクロール・バーが表示されます。ブレイザーデータグリッドの親コンテナを埋めるには、ユーザーは単に高さと幅を100%に設定する必要があります。
テンプレートを使用することで、ユーザーはカスタムUIを作成できます。カスタムヘッダー、カスタムセルコンテンツ、カスタム行、詳細行、ツールバー、および編集アクション用のカスタムエディタを作成するためのさまざまなテンプレートオプションが用意されています。
スタックヘッダーを使用すると、列ヘッダーをグループ化してスタック形式で表示できます。スタックする列の数に制限はありません。列がスタックされている場合でも、ユーザーはすべてのブレイザーデータグリッドアクションが可能です。
ブレイザーデータグリッドでは行やセルの選択ができます。1つ以上の行やセルを選択するには、CtrlキーまたはCommandキーを押しながら選択するか、プログラムを使用します。
列にはブレイザーデータグリッドコントロールのデータソースのスキーマを定義します。列はフォーマット、列の自動生成、列の定義、行と列の固定、列の連結、テキストの折り返し、列の選択、列のメニューなどの機能をサポートしています。
行のグループ化をサポートしており、データを整理して表示できます。データは昇順または降順でグループ化できます。インタラクティブなドロップ領域に対象の列をドラッグ&ドロップすれば、行をグループ化できます。
ブレイザーデータグリッドを使用するとユーザーはヘッダーをクリックするだけで列に対して昇順または降順のどちらでも行をソートすることができます。Ctrlキーを押したままヘッダーをクリックすると、複数列のデータを並べ替えることができます。
ページングを使うと、割り当てられたデータソースからデータのセグメントを表示することができます。ブレイザーデータグリッドでは組み込みのページャーUIを提供し、UIを全体的にカスタマイズするオプションもあります。また、リモートのウェブサービスから効率的にデータを取得するためにオンデマンドのページングモードがあります。
ブレイザーマスター詳細グリッドはユースケースのシナリオです。特定の行をクリックすることで別のデータグリッドでレコードの詳細を表示できます。
ブレイザーライブデータグリッドは大量のレコードをリアルタイムに処理・更新するために最適化されており、金融機関のレコードなどをバインドするのに適しています。
ブレイザーデータグリッド内のテキストを検索してハイライト表示し、検索するテキストに基づいたレコードのフィルタリングを行います。これにより、非常に正確な予測結果の発見が可能になります。
以下に示すように、C#で書かれた数行のコードの例を使って、簡単なところからブレイザーデータグリッドを使い始めましょう。また、ブレイザーグリッドをどのようにレンダリングしたり設定したりするかがわかるブレイザーデータグリッドの例も見てみましょう。
@using Syncfusion.Blazor.Grids
<SfGrid DataSource="@Orders">
</SfGrid>
@code{
public List<Order> Orders { get; set; }
protected override void OnInitialized()
{
Orders = Enumerable.Range(1, 75).Select(x => new Order()
{
OrderID = 1000 + x,
CustomerID = (new string[] { "ALFKI", "ANANTR", "ANTON", "BLONP", "BOLID" })[new Random().Next(5)],
Freight = 2.1 * x,
OrderDate = DateTime.Now.AddDays(-x),
}).ToList();
}
public class Order {
public int? OrderID { get; set; }
public string CustomerID { get; set; }
public DateTime? OrderDate { get; set; }
public double? Freight { get; set; }
}
}
データグリッドはそれぞれのTypeScript(タイプスクリプト)ライブラリから開発されたJavaScript(ジャバスクリプト)、Angular(アンギュラー)、React(リアクト)、およびVue(ビュー)のフレームワークで利用できます。それぞれのデータグリッドプラットフォームは以下のリンクを参照してください。
ブレイザーデータグリッドは、Chrome、Firefox、Microsoft Edge、Safari、およびIE11など、すべての最新のウェブブラウザで動作します。IE11はポリフィルを使うことでサポート対象になります。
ブレイザーデータグリッドは単体では販売しておりません。シンクフュージョンブレイザースイートの一部として購入可能です。シンクフュージョンブレイザースイートには、データグリッドをはじめとして85以上のネイティブなブレイザーコンポーネントが含まれています。ブレイザースイートのシンクフュージョンエッセンシャルスタジオのシングル開発者ライセンスは、995ドルです。これには1年間のサポートおよびアップデートが含まれます。さらに、現在行っているプロモーションによる追加の割引があるかもしれません。追加の割引については当社のセールスチームにご確認ください。
ブレイザーデータグリッドのデモはこちらからご覧になれます。
単体で購入することはできません。データグリッドを含めて85+もあるブレイザーコンポーネントは単体での販売は行っておらず、1つのパッケージとして販売しています。それでも、当社の製品には価格競争力があるため、データグリッド単体に相当する他ベンダーの製品の価格よりもほんのわずかに高いだけの価格でパッケージが購入できます。お客様は最初は当社の製品の1つから使い始めることが多いですが、すぐに複数の製品を使うようになることが経験的にわかっています。そのため、85+種すべてのブレイザーコンポーネントを開発者1人当たり995ドルの定額で提供することが最適だと考えました。さらに、現在行っているプロモーションによる追加の割引があるかもしれません。追加の割引については当社のセールスチームにご確認ください。
無料で使うことはできません。シンクフュージョンブレイザーデータグリッドは商品であり、ライセンス料の支払いが必要です。しかし、年間売上高が100万ドルより少なく、開発者が5人以下の会社または個人であれば無料のコミュニティライセンスの利用が可能です。
利用開始にあたっては入門用のドキュメントから始めることをお薦めします。
偉大さ—自分で言うのではなく、他の人が認めるからこそ意味があります。 シンクフュージョンは以下の賞をいただきました。