トップメッセージ
いまエンターテイメントを生業とする私たちは、先人たちが創造し提供してくれた
幾多の『おもしろい』に触れてきた体験によって存在しています。
『おもしろい』に触れる喜びは、人々の人生を豊かにし、
生きる楽しみを与えてくれる大きな力を持っています。
この『おもしろい』を探求し続け、“モノづくり”にこだわり、
良質なコンテンツを世界中の人たちに届けることが私たちの使命であり
社会貢献であると考えます。
また、企業として成長を続け、人材を育て続けることは、
エンターテイメント業界の未来創りに貢献できるものと確信しております。
さらなる高みを目指し、誰もが『マーベラスだから面白い』と期待を抱き
信頼されるエンターテイメントカンパニーへと邁進して参ります。
代表取締役社長 佐藤 澄宣
経営成績のご報告(2025年3月期 第2四半期(中間期))
当中間連結会計期間におけるエンターテイメント業界は、国内家庭用ゲーム市場においては、発売からの経年によりハード市場が落ち着きを見せる中、ソフト市場も前年同期の大型人気タイトル発売の反動により減少し、前年の市場規模を下回りました。モバイルゲーム市場においては、新規参入タイトルにおいて一部ヒット作品が出ましたが、市場が安定期を迎えほぼ横ばいで推移する中、海外企業によるタイトルが存在感を見せるなど、依然厳しい競争環境が続いています。国内アミューズメント市場においては、引き続き好調なプライズ(景品)ゲームが市場全体を牽引し、堅調に推移いたしました。音楽映像市場においては、アニメの制作費が高騰する中、動画配信市場が引き続きアニメ人気を背景に高水準を保ち、好調に推移いたしました。ライブエンターテイメント市場においては、観客動員が改善傾向にありますが、近年の社会環境・国際情勢の変化の影響により、費用の上昇傾向が続いています。
このような状況下、当社グループは、多彩なエンターテイメントコンテンツをあらゆる事業領域において様々なデバイス向けに展開する「マルチコンテンツ・マルチユース・マルチデバイス」戦略を基軸とした総合エンターテイメント企業として、強力なIPの確立に向けたブランディング戦略・アライアンス戦略・グローバル戦略を積極的に推進し、話題性の高いコンテンツの提供とサービスの強化に取り組んでまいりました。
この結果、当中間連結会計期間(2024年4月1日~2024年9月30日)の経営成績は、売上高12,877百万円(前年同期比8.0%減)、営業利益592百万円(前年同期比48.6%減)、経常利益373百万円(前年同期比77.3%減)、親会社株主に帰属する中間純利益78百万円(前年同期比92.9%減)となりました。
今後も、総合エンターテイメント企業としての強みを活かし、“マーベラスブランド”の確立による企業価値の更なる向上と持続的成長を目指してまいります。
2024年 11月吉日